今日は衝撃のニュースを受けて少々つらつら書こうかと思います。
その衝撃のニュースはこちら。
たからばこよりお知らせです。 http://t.co/itBXtb4SpS
— ばこてん (@uratakarabako) 2014, 3月 8
ミニ四駆ステーション『たからばこ』。
その店長のツイートにて、
今月末をもっての閉店が宣言されました!Σ( ̄□ ̄ノ)ノ
今日のミニ四駆レーサーなら誰しもその名前を耳にしたことがあるであろうたからばこ。
店舗の名前としてというより、『たからばこセッティング』の名前のほうが有名ですね。
フロントに2個リヤに4個のローラーを横向きに自立できるように装着することで、
通常のコーナーならまずコースアウトしなくなる王道セッティング。
タミヤから発売されている「ファーストトライパーツセット」は、
このセッティングを簡単にできるように作られた商品といってもいいでしょう。
このセッティングは、今から10年以上前にここたからばこの店長さんによって発信され、
『たからばこセッティング』の名と共に、
今や全国のミニ四駆レーサーの間に広く知れ渡るセッティングとなりました。
そんなこんなでミニ四駆の聖地のひとつにも数えられたお店ですが、
先述の通り閉店することとなってしまったそうです。
店長のツイートのリンクにあるブログ記事では、
閉店に至った生々しい事情が綴られています。
>ミニ四駆関係の売上は高水準
と断りつつも、
大手量販店の参入やネット通販の台頭の煽りを受けたことが記されています。
昨今のミニ四駆の盛り上がりを受けステーションも潤うかと思いきや、
実際には逆に苦しくなってしまっていたことが伺えます。
量販効果で安く販売できる店に客が流れるのは表面上は理解できます。
しかし、ミニ四駆というホビーは走行させて遊ぶために、
練習のために、そして大会のために、場所とコースが不可欠です。
定期的に無料で大会を開き、毎日のように店内コースを無料開放し、
ビギナーにもベテランにも気さくに対応してくださる店長の店、たからばこ。
ブームが醒めていた時期も含め、
昔から長く続けられていたこのような店の閉店を目の当たりにして、
優良ステーションあってのミニ四駆なんだということを改めて実感させられました。
公式大会メインで活動し、店舗大会にはあまり参加していない私ですが、
たからばこはちょくちょくトライアル大会に参加させて頂いていました。
そういえば、私が初めて挑戦した3レーンサーキットでの大会もたからばこでしたね。
無料開催ということもあり毎回参加料代わりにパーツを購入したりしていましたが、
頻度と額から見てもお店には全く貢献できていなかったに等しいでしょう。
今回のような現実をふまえて、
ミニ四駆レーサーの一人としてミニ四駆というホビーのためにできることは、
コースを設置し大会を開催してくれるミニ四駆ステーションを大切にしていくこと、でしょう。
量販店より多少高い販売価格も、コース使用料や大会参加料と考えれば安いものです。
将来今の盛り上がりが落ち着いてきてしまった際、
量販店がミニ四駆から手を引いたあとに残っているのは、
ブームの波の中で閉店せざるを得なかった優良ステーションの
シャッターの閉まった店舗跡・・・ということにならないように。